魔眼族

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その昔、世界を支配していた種族がいた。 人よりも知能が高く、獣人よりも身体的能力の優れた種族。 額に第三の《眼》を持つ、魔眼族。 彼らはその並外れた知能と力を振りかざし、まるで物を扱うかの如く他種族を支配してきた。 そんな暗黒の時代、全ての種族は一人の女神の元に集い、立ち上がる。 後に《魔眼狩り》と呼ばれるその大戦は魔眼族の敗北、そして絶滅という結果で終わりを迎えた。敗因は不明。 世界は人と獣人が平等に暮らせる時代となった。 それから数十年が経ち、現在。 魔眼族の世界から解き放たれた時代は新たに出現した《漆黒の一族》…俗に言う魔族の脅威にさらされていた。
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