宦官の専横…そして黄巾の乱平定

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廬植より軍勢1千騎を借り穎川の朱儁の下へ向かうことになった劉備一行だったが… …河南・穎川 「ゆけぇ~!官軍を叩きのめすのだ~!」 「よし!今だ火を放てぇ!」 黄巾党首領・張角の弟の張宝の軍勢を誘い込んだ朱儁率いる官軍は森に一斉に火を放ち火計にて敗走に追い込んでいた そこへ劉備たちが到着した 「朱儁将軍、劉備玄徳!軍勢を率いて応援に馳せ参じました!」 「通せ!」 「廬植将軍の命を受け参りました」 「うむ、はるばるご苦労であったが張宝の軍勢は我らが打ち破ったのだ」 「さようでしたか…さすがは朱儁将軍ですな」 「援軍が必要となればまた使者を遣わす故」 「はっ!承知致しました」 穎川まで救援に来た劉備らだったがまた廬植の下へ帰参することになった 「ケッ!また俺様がひと暴れしてやろうと思ってたんだがな!」 「張飛よ、まだ黄巾賊との戦いは終わってないのだ…いずれおまえの出番が来よう」 「兄者!あれは!?」関羽が指差した先には黄巾賊に追われ敗走する官軍がいた 「官軍が黄巾賊にやられて逃げてやがるんだ!」 「友軍の危機を見捨てる訳には参らん!救援に参るぞ!」 「そうこなくっちゃな!いくぜぇ~!」 「よし!我らも加勢するぞ!続け~!!」 「あれは…官軍の援軍か?」 「オラオラオラァーーー!!」 「セェーーーイ!!」 「くぅ…こいつらつえぇ!に、逃げろぉ~!」 敗走する官軍を助けた劉備たちだったがこの後、思わぬ事態に遭遇するのだった…
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