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役人に思いもよらぬことを言われた劉備は関羽、張飛と共に自分の館に戻った
「私はようやく気付いた!国が乱れてしまったのは黄巾賊の仕業でないことを!」
「某もです兄者!民を軽んじ己の欲しか考えぬ役人!まさに国を乱すもとは督郵のような輩だったのです」
「翼徳よ、私のために済まぬな…」
「あんなやつは懲らしめられて当然だぜ!」
「しかし兄者、督郵もこのまま黙ってはおりますまい」
「うむ、ここはやむを得ぬが安喜から脱出するしかない…」
「承知しました」
「せっかく安喜の地にも馴染めたが…民には悪いことをするな」
「劉備の兄貴!安喜の民もきっとわかってくれるぜ!」
「うむ!では急ぐぞ!」
こうして劉備は関羽、張飛、簡雍と共に安喜を脱出した…
このころ漢の都・洛陽では皇帝の後継問題を巡った事件が起ころうとしていた…
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