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その頃、幽州琢県楼桑村に一人救国を志す青年がいた…姓は劉、名は備、字は玄徳。
「よし、今日はここまでとしよう。おまえたちも帰りなさい」
「えぇ~、まだ玄徳さんのお話聞きたいよぉ~」
「ならぬ、ここ最近黄巾賊の勢い凄まじく、いつこの楼桑村に来てもおかしくないのだ。また明日だ」
「は~い」
仕方なく家路につく子供たち
(しかし…この国はなぜ黄巾賊のような無頼の輩が徘徊する乱れた世になってしまったのだろうか…)
玄徳の憂いは日々深まるばかりであった
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