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黄巾賊を討ち果たすため立ち上がった劉備は関羽と張飛をあるところへ連れて行った
「劉備殿どちらへ行かれるのですか?」
「とても美しいところだ」
「どこだ?美しいとこって」
しばらく歩いてたどり着いた先には見るに鮮やかな桃園が広がっていた…
「これは素晴らしい…」
「きれいなとこだぜ…」
「劉備殿、このような場所に連れて来て何を行うのですか?」
「まぁ待つのだ関羽、じきに母上が酒を持ってくる」
「酒か!?やったぜぇ~」
「全くお前は酒のこととなるといてもたってもいられないからな」
タッタッタ…
「さぁ皆さん、お酒と料理を持って来ましたよ。今宵は心行くまで楽しんでくださいな」
「かたじけない」
「ありがたく頂戴するぜ」
「よし、関羽に張飛よ酒は持ったな?」
「はっ!」
「オゥ!」
「うむ!ではこれより主従の盃を交わそうぞ!」
「では劉備殿が長兄、某が次兄、張飛は末弟としましょう」
「うむ!」
劉備、関羽、張飛は立ち上がり共に叫んだ
「天地の神に誓う!」
「我ら!生まれた日は違えども!!」
「死ぬ時は我ら三人同じ年、同じ月、同じ日を願うぜ!!」
グビッ!グビッ!グビッ!
「くぅ~やっぱ主従の盃は格別だぜぇ~」
「おまえは飲めれば良いのだろう」
「そりゃひでぇぜ関羽のアニキ~」
ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!
桃園で主従の盃を交わした劉備、関羽、張飛らは一晩中思う存分飲み明かしたのだった…
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