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「へ?いるけど……、え?なんで?」
アミはなんの脈略もなしに出た質問に、少しの混乱と面白いリアクションを見せてくれた。
この反応は半ば予想していたとは言え、実際目にするとやはり面白い。
少し顔がにやけてしまった。
「いや、聞いてみただけ」
ニヤニヤしながらそう言うと、アミは不機嫌そうな顔になってしまう。
「……その顔やめて。なんかイヤ」
アミはそう返すと、軽く息を吸った。
「あたしは弟が2人いるわよ。タカヤさんは兄弟いるの?」
「オレ?オレは弟が1人と妹が2人いるな」
オレがそう言うと、アミは納得した顔をする。
「じゃあタカヤさんは1番上なんだ。だからかな?面倒見が良い理由は」
そう言われたオレは少し照れつつ、それを否定した。
「オレ、面倒見が良いか?そんな事ないだろ。それを言ったらアミだって1番上だし」
オレはそう返したが、
「そうだけど……、でも男と女は違うわよ」
そう言われてしまった。
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