1505人が本棚に入れています
本棚に追加
アミに色んな事を聞き、気付けば0時をまわっていた。
「あ、遅くなっちゃった。あたし、そろそろ帰るね」
アミのその言葉で、今日は解散。後は寝るだけとなる。
オレは、アミを見送った後、寝室で服を着替えてベッドに入った。
布団の中で目を閉じると浮かんで来るのはアミの事。
そして、彼女はオレの中で大きな存在になっていた事に気付いた。
――もしかしたら……、アミの事を好きになってるのかな。
そんな事を考えながら寝返りを打つ。
オレは以前、アミはオレの事を好きだと言っているのを盗み聞きしたから。
今でもそう思っているなら、アミと付き合える可能性は高い。
しかしそれは、今でもそう思っている事が前提の話。
今はオレの事をどう思っているのだろうか。
「……ハァ」
答えの出ない問いに、ため息が漏れる。
「遠回しに本人に聞いてみるかな……」
出来るかわからないけどと、心の中で呟き、意識を闇に沈めていった。
最初のコメントを投稿しよう!