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車を走らせるオレは、このままヒロトと別れるのも、なにか物足りないと感じた。
「やっぱり、どっかに寄らないか?」
だから、そう提供してみる。
ヒロトは、全然良いよと笑顔で了承してくれた。
「でもさ、どこに行く?」
「そうだな……、ファミレスはダメか?」
少し話がしたいからと伝えると、ヒロトは笑いながら頷き、
「やっぱり話したい事あったんだな」
そしてオレは、近くのファミレスへと車を向ける。
カーステレオの音量を上げ、音楽をガンガンに鳴らせながら15分程車を走らせると、目的地へと着いた。
食事の後だったから、ドリンクバーのみ頼む。
オレはコーラを入れて席に戻ると、ヒロトもジュース片手に向かい側に座った。
オレがなんと言えば良いか、言葉を選んでると、
「でさ、話したい事ってなに?」
その雰囲気を読んだのか、ヒロトから切り出してくれる。
それに感謝しつつ、ヒロトの質問に答えた。
「なぁ、自分の元カノの友達と付き合うってどう思う?」
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