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男子生徒は絶叫し狂ってしまった。
「アヒャヒャヒャ、ヒー、クハハハハハ。」
奇声を叫びながら男子生徒は、フラフラと歩きはじめた。
それから3時間位経過しただろうか、男子生徒の体は限界に達していた。足が痛み、空腹で腹が悲鳴をあげた。そして何よりも水分が不足していた。
しかし、そんなことなど、おかまいなしに男子生徒は動き続けた…
……男子生徒が旧図書室を出発してから数日が経過したある日のことだ。
海丹高校では全校集会が開かれていた。内容はある男子生徒が変死したことについての説明だった。
その男子生徒は町の廃工場で餓死していた。そこまで至った経緯がまったく分からず、しばらくの間は様々な憶説が飛び交った。
しばらくして、警察は今回の件は事件性が見当たらないとして捜査を打ちきった。
その日の夜のPM9:00、旧図書室の机の上にある奇妙な機械が機動していた。そして画面に文字が現れた。
【ゲームオーバー】
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