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「あっ!あれじゃない?」
『っぽいな!』
目の前にようやく体育館らしき建物を発見!!
「じゃあ、またねコーキ♪」
『おう!!』
そう言って柾樹は体育館に入っていった。
さてっ、俺も行くか!!
その時、後ろから誰かに声をかけられた。
「君、何部に入んの?」
『あっ、バレー部ですけど…』
「マジで!?俺バレー部だし部室案内してあげるよ!!俺は田中 達也(タナカ タツヤ)だから♪よろしく~」
『あっ、どぉも。』
その先輩らしき人は優しい感じで丁寧に部活の事を俺に教えてくれた。
部室では先輩方が楽しそうに話していた。
その中でも1番目立ってたのが、君だった。
神尾 龍志(カミオ リョウジ)
この人、めっちゃかっけぇ~!!
でもちょっと身長低いかな。笑"
なんて事を考えながら一人づつ挨拶をした。
これが俺とリョウの始まりだった…。
何日かして、だんだん高校生活にも馴れてきた頃、柾樹と昼飯を食ってた時だった。
「このパンヤバうま~!!コーキ食べてみる?」
『マジ!?んじゃ一口ちょーだい!』
「って、あれ?あの人神尾先輩じゃん!何かコーキの方スゲェ睨んでない?」
『は!?』
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