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世界は、自分の為にあるわけじゃない。
たとえ私が居なくなっても、朝日が昇り、明日が来る。
いつも通りの一日が始まり、終わってゆく。
母さんは、私が居なくなったことにも気付かないだろう。
クラスメイトは、私の席に花を添えて楽しみ
先生は出欠簿に欠席を付ける。
そんなちぽけな存在――
それが、私。
そう考えると、何も怖いものなんて無かった。
どんなにちっぽけな存在だったとしても、私は自由だ。
だから私は
青空へ両手を伸ばし
飛んだ。
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