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PM5:40
冬のせいか、日が落ちるのが早い・・・。
空の色は真っ黒、・・・いや、チカチカしながら赤い物が反射して見える・・・。
パトカーだ・・・。
それもそのはず。
だって今日だけで二人も死んでる・・・。
まだ他にも犠牲者が出るかもしれない。
急がなきゃ! そう、俺がやんなきゃいけないんだ!
俺は息を切らしながらいまだに多い人だかりの中へ飛び込んだ。
探すあてなどない・・・・ただ無心のまま。
おそらく人込みの中間あたりだろう・・・。
右腕を強く掴まれた・・・。
!?
俺が素早く振り払い、後を見ると、そこには真剣な顔をして俺を見つめている男子がいた。
〈鈴木 雅〉
(卍ЯУО卍の小説、〈いじめられっこ〉もよろしく!)
俺のクラスの男子だ。
尚輝「なんだよ・・・・こんな時に・・・」
雅「俺、さ、朝ポストの中にこれが入っていたんだ。」
それは・・・
言うまでもない。
今まで遺体のそばから出現していた黄色い手紙だ。
俺は一瞬疑い、
尚輝「なんで俺に?」
雅「なんとなく尚輝関係あるかな?って・・・これでも超能力者なんだよ!」
雅の感はハズレてはいなかった。
尚輝「お前って不思議くんだな!(だからいじめられんだよ・・・まぁ口にはださないけど・・・)・・・その手紙見して!」
そういって雅から手紙を奪い取り、自分の手紙の一枚目と見比べる・・・。
すると、雅の手紙にはこう記されていた・・・。
ティガー
鈴木雅
ぼくを裏切ったティガー・・・君もボクの復讐のターゲット・・・
恨むなら自分をうらめ・・・。
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