嘘つきの幽霊

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変な夢を見た。 女の子が、僕に語り掛ける夢だ。 何を話していたかは覚えてない。 まあいいや、どうせ夢なんだし。 僕は、考えることを止め、ベッドから起き上がる。 今日は、四月一日。 嘘をついても良い日だ、僕は、嘘でも良いから、魔法が使いたいと考え、試しに腕輪をはめ、魔法を使った。 あきらめ半分に、でも微かな期待を寄せ。 「このコップに水を満たせ。」 しかし、コップには変化が無い。 (やっぱり……) 僕は虚しくなり、絶望してしまった。 腕輪を外し、着替え始めた時。 『そこの君!暗いぞ!』 夢で見た女の子の声が、頭の中で響いた。
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