昭和60年の春

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『ほやけんよ! てゆ-か 薔薇なんか買う金なんかないし…』 アタシと優奈は体育館に入って行く3年の列を恨めしそうにジッと見つめた。 中1のアタシらにとって 赤い薔薇の花はカナリ高価な品物だった。
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