11人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうか、そうか、そんな簡単に話してくれるわけないよな」その人は笑いながらハンドルを叩き、言った。
「それじゃあ、俺から話すな。それが礼儀だもんなぁ」
その人は自分の過去を話だした。
昔、その人も虐待を受けていたことや、外で暮らしていたことなど、僕と同じ過去を持つ人だった・・・。「同じ匂いしている奴を見みると、どうしようもなくなるんだよ・・・」
僕は申し訳なかった。こんないい人に不信感をもってしまったことに。
僕は過去を全て話した。
外の移りかわる風景を見ながら・・・。
太陽が眩しかった。
最初のコメントを投稿しよう!