車の行き着く所・・・。

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「そうか、そうか、そんな簡単に話してくれるわけないよな」その人は笑いながらハンドルを叩き、言った。 「それじゃあ、俺から話すな。それが礼儀だもんなぁ」 その人は自分の過去を話だした。 昔、その人も虐待を受けていたことや、外で暮らしていたことなど、僕と同じ過去を持つ人だった・・・。「同じ匂いしている奴を見みると、どうしようもなくなるんだよ・・・」 僕は申し訳なかった。こんないい人に不信感をもってしまったことに。 僕は過去を全て話した。 外の移りかわる風景を見ながら・・・。 太陽が眩しかった。
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