京+゚

3/13
前へ
/142ページ
次へ
店を出ると、目立たない小道に誘われた。         男達は四人。 3人の男は背の高い女が目当ての様子。       「女2人で長旅かい?」  一人の男がそうたずねた。 「二人とも帯刀とは、なんとも物騒だねぇ。」 髪の短い女はため息をつき、背の高い女は微笑んで 「女二人の旅だからこそ、必要なんです。」         それを聞いた一人の男が背の高い女の腰に触れようとすると、 「それ以上近付かれたら、私はなにも責任はとれませんよ?」 とふっと笑った。       男は勘違いをした。 命取りな勘違いを.......         男が女の腰に触れたと同時に、男の命は儚く散った。 残りの3人も同様にその場に崩れた。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1523人が本棚に入れています
本棚に追加