記憶

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(美咲) 『えっ?』 あたしは夢をみた 何処だか分からない狭くて暗い所に独りでいる何処かで誰かがあたしに話かけている (俺美咲の事好きゃで・・・お前ダケが好きやった) 『誰?なぁ教えて!ここ何処?』 (ゴメンな・・・俺もう行かな) 『嫌行かんといて・・・お願い!独りにせんといて』 あたしは夢の中で泣いていた 独りになるのが嫌だったのか 誰だか知らない人と離れたくなかったのかは分からない ケドずっと泣いていた そこで夢は覚めた 『・・・・病院?』 『美咲?』 『・・・華奈?』 『良かった・・・きがついて・・・』 頭がぼーっとする 体中が痛い 眠い そう思っている横で華奈は泣いている 『何で華奈泣いてるん?何であたしここにおるん?』 『えっ!?美咲覚えてないん?』 『なにを?』 『美咲・・・・事故にあってんよ・・・あたしのせいで』 『事故?・・あ~だから体痛いんや』 『宗太やねんケド・・・・』 『宗太?誰それ?』 『えっ?・・・・』 『ん?どうしたん?華奈変な顔して』 『えっううん・・・・何でもないで・・』 華奈は遅くまで付き添っていた 華奈は(あたしのせいで事故にあった)って言ってたけど何も覚えていない それに『宗太』と言う名前が誰なのか全く分からない
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