1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
いつからだろ…
昨日今日始まったんじゃないよね,きっと。
『あなたが好き。』
あの子に恋したことを相談してきたね。
不器用なのに何しても精一杯取り組みめげないあの子は,りんごみたいに真っ赤になる。
調子外れな大きな声で合唱をめちゃくちゃにしてくれたあの子は無邪気に歌ってた。
調理実習で漫画みたいに砂糖と塩間違えて,先生に試食してもらいチロッとしたを出すあの子。
かけっこでビリでも決して手を抜かず笑顔で走り抜くあの子。
他の人にすれば恋愛対象には絶対ならないあの子に恋したあなた。
正直冗談かと思ったよ。
どこがいいの?と聞いたらあなたは言った。
『目がきれい。』
ちょっとしたことにすぐ気が付くあなたは,普通見るとこがズレてる。
普通にしてたらきれいな顔立ちなのに,窓をじっと見たり人の顔を覗き込んだりスキップしたりするあなたはみんなから変人扱いされている。
そんな気にしないあなただけど,以外に繊細なんだよね。
最初のコメントを投稿しよう!