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「はぁ!はぁ!はぁ‥桐子!大丈夫か!?」
走って来た夫は車に乗り込むと、すぐに私の安否を気遣った
「えぇ‥」
「具合いは!?今すぐご飯を食べて薬を飲みなさい!」
「はい‥」
要が私と夫のやり取りを見ている
こんな私を見られたくなんかないけど
「ほら桐子ご飯だよ、良く噛んで食べるんだぞ!」
「はい‥」
この夫の言い方に、今までは嫌でも我慢して来た
でも要が愛しいと思ったら、ますますこんな夫が嫌になって
心の中で
うるさい!!いちいち言われなくても分かってる!!
そう叫んでいた
もう夫の全てが嫌で嫌で堪らなかった
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