要‥

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「そうだったんだ‥でも、お母さん心配してるんじゃない?」 お母さんの話をしたら、要の顔はとても悲しい顔になった まるで叱られた子供みたいに泣きそうな顔をして 「あぁ‥実は桐子を見てたら母さんを思い出してさ‥そんで‥俺は何やってんだ?って‥また迷惑かけて悲しませるなって思った」 元は親思いの優しい人なんだよね 「電話してみたら?例え警察に追われてるとしても、やっぱり要の無事を心配してるんじゃないかな?」 私が促すと、要はまた子供みたいな困った顔をしていた 「はぁー‥してみようかな‥でも自首しろって言われるかもなぁ」 苦笑いしながらも、要はお母さんに電話をしようとした
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