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昔、颯太と来た時には紋別に流氷を見に来たのだけれど
今は初冬で、まだ流氷はなく街には雪が積もっていた
懐かしいなぁ‥
『桐子、また必ず二人でここに来ような!』
忘れられない颯太の言葉
颯太‥
私はこの場所に要と来たよ
こんな私を許してくれるかなぁ
「颯太は何て言ってる?」
要が私に聞いて来た
「颯太は何も言わない‥颯太は‥もう居ない」
「桐子と居るのは誰?」
「要だよ」
私は要と幸せになりたいの
颯太の悲しい想いはここに置いて行くね
颯太‥
颯太‥
この場所の楽しい思い出だけを私にください
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