狂気‥

3/5
1287人が本棚に入れています
本棚に追加
/242ページ
「桐子、助けに来たよ!おいで!おいで!!!」 暗闇に響く夫の怒声が私の脳を直撃してるかのように、私を動けなくしてしまう 「嫌‥あなたの元には帰らない」 震えながら自分の意思を言った 私の言葉で言わなければ、この人には分からないし、私も変われないし、これは終わらない 私も死ぬのかな‥ 要は大丈夫かな‥ 要を助けなければ! 一番良い方法を必死で考えたけど何も浮かばない 「桐子どうしたんだー!?そいつに、そう言えって脅されたのか!?そうなのかー!?」 夫がドンドン私に近付いて来る その目は私しか見て居なくて その見開いた目には私しか映って居ない
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!