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「桐子、助けに来たよ!おいで!おいで!!!」
暗闇に響く夫の怒声が私の脳を直撃してるかのように、私を動けなくしてしまう
「嫌‥あなたの元には帰らない」
震えながら自分の意思を言った
私の言葉で言わなければ、この人には分からないし、私も変われないし、これは終わらない
私も死ぬのかな‥
要は大丈夫かな‥
要を助けなければ!
一番良い方法を必死で考えたけど何も浮かばない
「桐子どうしたんだー!?そいつに、そう言えって脅されたのか!?そうなのかー!?」
夫がドンドン私に近付いて来る
その目は私しか見て居なくて
その見開いた目には私しか映って居ない
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