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「桐子‥桐子‥私はお前をこんなに愛してるんだよ?桐子も愛してるだろ?」
行く先を失った目で、夫が近付いて来る
「これっぽっちも愛してない!!私には、あんたが一番の邪魔者なの!!消えてよー!!」
言いたい事を言ってスッキリしたけど
多分‥
私は死ぬだろな‥
「桐子!桐子!桐子ー!!」
夫が叫びながら、私に向かって来てるもの
手にはしっかり包丁を握ってるし
あぁ‥要を助けたいのになぁ
ドンッ!
痛い‥痛い‥要‥
これで颯太に会えるのかな
夫から逃げられるのかな
要‥一緒に幸せになりたかったね
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