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俺こと『吉原 悠(ゆう)』は新しい学校に胸踊らせて入学式を終えた。
今年(2005年)から俺は東京の私立高校に進学。特にこれといって入りたい高校もなかったので母親が決めたとこに入学した。
真新しい制服は、中学の学ランと違ってきっちりとした高そうなブレザーで、慣れないネクタイが幼顔な自分には不釣り合いだった。
教室では新しい仲間作りが始まっていて、騒がしい。俺のクラスは特に特徴はない普通科だ。
初めてのHRは手短なもので、ちなみに担任は数学の岡本先生。
「この学校は進学校で、君たちは普通科だが、上のクラスには……」
どうやら、進学に伴いクラスの階級が上がるような話があるようだ…俺には関係ない!
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