対人恐怖症

5/11
前へ
/11ページ
次へ
    『もう授業が終わる‥』     この頃の私は休み時間になる度に本を持って屋上へと逃げていました。     「きょーう♪」   『美貴…』       高梨美貴 …冷静で適切な言葉をくれる、幼なじみ兼私が最も信用している友達。       「何、こんな所に居たの?」    『まぁ…ね』     苦笑する私に美貴はふぅんと言うだけ。 後は黙ってそばに居てくれました。   それがどんなに心の支えになった事か…感謝してもし尽くせません。       .
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加