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現在、予備キャノピーがオリマーの席の前に付けられている。
「オリマーさん。起きてますか?」
「起きてる。」
「これからいろいろ大変になると思いますが…頑張って下さい。」
「急に何?」
「上空から見てましたが…あのクマチャッピー。」
「ゴールデンピクピクニンジンで巨大化したあの…。」
「はい。運搬しなければ行けないゴールデンピクピクニンジンを気になったので、勝手に借りていろいろ成分を調べてみました。」
「いいの…?そんなこと…。」
「非常事態なので仕方ありません。…そのゴールデンピクピクニンジンからは興奮状態にさせ攻撃力を上げる…『ゲキカラエキス』が4個分入っていました。」
「ゲキカラエキスだけで体が大きくなるのかな…?」
「そこです。体が大きくなる成分がこのゴールデンピクピクニンジンに入っているのです。」
「体が大きく…どっかで…。」
「以前、この星の『望みの大地』で発見された『ソダチノタケ』です。体が約2倍になる成分の入ったお宝です。」
「そういえば、巨大化したクマチャッピーも体が2倍くらいに…。ソダチノタケ、よく覚えていたな…。」
「機械ですから。その体を大きくする成分が、多少、本当に多少混じったいました。ただ、ゲキカラエキスと相性が良いらしく、その多少の成分の効力が増大します。ただ、1本食べただけではあんなに大きくなりません。」
「5本ぐらいで、あの大きさに…。」
「はい。でも、あのクマチャッピーは結構早めに力が付きました。」
「少なくても、体が大きくなる成分の他に4×5個分のゲキカラエキスも入っているから…。」
「あぁ、台詞が取られた。…それで、あのゴールデンピクピクニンジンは最大2本までが生命を維持できる、安全な量なのです。そして、2本で通常の約1.5倍体が大きくなる量の成分もあります。」
「2本…。」
「サライムシがゴールデンピクピクニンジンを持てる最大の量と同じです。」
「つまり、今後最大でゴールデンピクピクニンジンを2本食べた生物に遭遇する可能性が…。」
「だから…頑張って下さい。」
「言われなくても、その時はやるよ。」
「…では…おやすみなさい。」
(ソダチノタケ…あれは確か副収入に宛たお宝…。…眠い…。考えるのは止めた。明日も早い。疲れたしもう…寝…よ…。)
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