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着陸。
当然近くに赤オニヨン。
オリマーはドルフィン初号機から降りた。
(………ん~、なにかが違う…。降りる前、空でチャッピーを見つけたし…。)
樹海のヘソ…広大な森の真ん中にある大きな穴の中…。
しかし、此所は位置的に違うし、穴の中では無い。
空から太陽の光が差している。
でも形が似ている…。
こんなにそっくりな地形…。
(あっ。)
一つあった。
『遭難地点』と『最後の試練』…。
一回目来た時と似た地形が、二回目に来た時、全く違う所にあったんだ。
こういう偶然があってもおかしくない。
「この地を『類似の地』と名付る。」
「何故?」
「類似だから。」
「何と?」
「時間が無い。」
オリマーは赤オニヨンの下へ。
まず100匹呼び出す。
100匹出なければ、この地に野生のピクミンがいるという事。
次々とピクミンが降りて来る。
「…。」
オリマーの前には100匹の赤ピクミンが葉を揺らしている。
オリマーは地図を開いた。
(樹海のヘソと違う事…。地図に示しているゲートが全て無くなっている…。多分『ゼロ』が壊したのであろう。ゼロはこの地図が要らなくなった、つまりここら辺の探索は済んでいるという事。…なら楽だ。まず、この地を周ろう。)
オリマーは赤ピクミンを80匹、赤オニヨンへ戻した。
20匹で周る。
ここら辺は段差が多いから、まず南から探索。
が、直ぐ壁。
基本は樹海のヘソと地形が似ている。
東へ行こう。
西は地図の通り、いろんな箇所に水があって赤ピクミンでは辛いから。
ある程度歩き、壊されたゲートを進み、以前いた…正確には樹海のヘソにいた、茸の生物『ボケナメコ』がいた地へ。
類似した地のため、ボケナメコはいなかった。
しかし、地下に通じる穴が…。
多分、いや、展開的に、『必ず』あの中にボケナメコはいると思った。
北へ。
フワン
空が一瞬暗くなる。
影の無い位置へ。
ビタッ
蛙の生物、『マロガエル』がいた。
マロガエルの攻撃方法は、空中から押し潰す。
しかし、こちら赤ピクミンの数を少くしているため、避けやすい。
マロガエルの背中へ赤ピクミンを投げる。
マロガエルは赤ピクミンを取ろうとジャンプ。
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