3日目

3/16
641人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
着陸。 当然近くに赤オニヨン。 オリマーはドルフィン初号機から降りた。 (………ん~、なにかが違う…。降りる前、空でチャッピーを見つけたし…。) 樹海のヘソ…広大な森の真ん中にある大きな穴の中…。 しかし、此所は位置的に違うし、穴の中では無い。 空から太陽の光が差している。 でも形が似ている…。 こんなにそっくりな地形…。 (あっ。) 一つあった。 『遭難地点』と『最後の試練』…。 一回目来た時と似た地形が、二回目に来た時、全く違う所にあったんだ。 こういう偶然があってもおかしくない。 「この地を『類似の地』と名付る。」 「何故?」 「類似だから。」 「何と?」 「時間が無い。」 オリマーは赤オニヨンの下へ。 まず100匹呼び出す。 100匹出なければ、この地に野生のピクミンがいるという事。 次々とピクミンが降りて来る。 「…。」 オリマーの前には100匹の赤ピクミンが葉を揺らしている。 オリマーは地図を開いた。 (樹海のヘソと違う事…。地図に示しているゲートが全て無くなっている…。多分『ゼロ』が壊したのであろう。ゼロはこの地図が要らなくなった、つまりここら辺の探索は済んでいるという事。…なら楽だ。まず、この地を周ろう。) オリマーは赤ピクミンを80匹、赤オニヨンへ戻した。 20匹で周る。 ここら辺は段差が多いから、まず南から探索。 が、直ぐ壁。 基本は樹海のヘソと地形が似ている。 東へ行こう。 西は地図の通り、いろんな箇所に水があって赤ピクミンでは辛いから。 ある程度歩き、壊されたゲートを進み、以前いた…正確には樹海のヘソにいた、茸の生物『ボケナメコ』がいた地へ。 類似した地のため、ボケナメコはいなかった。 しかし、地下に通じる穴が…。 多分、いや、展開的に、『必ず』あの中にボケナメコはいると思った。 北へ。 フワン 空が一瞬暗くなる。 影の無い位置へ。 ビタッ 蛙の生物、『マロガエル』がいた。 マロガエルの攻撃方法は、空中から押し潰す。 しかし、こちら赤ピクミンの数を少くしているため、避けやすい。 マロガエルの背中へ赤ピクミンを投げる。 マロガエルは赤ピクミンを取ろうとジャンプ。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!