3日目

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そして数秒間空き…。 ヒュン マロガエルが着地その瞬間、オリマーが笛を吹く。 マロガエルに乗ったピクミンはマロガエルから手を離す。 マロガエルが先に地面に付き、上からピクミンがマロガエルの体にボタボタ。 しかし、オリマーの指示は『集合』なので頭に乗っても直ぐ降りて、オリマーの周りに集る。 オリマーはマロガエルに投げ損ねているピクミンを次々マロガエルの上へ。 投げ損ねたピクミンが無くなっても集合をかけたピクミンを再び投げる。 10匹ちょいぐらい投げた所で、ピクミンを投げるのを止める。 投げ過ぎて、マロガエルがジャンプした時、ピクミンが宙にいるマロガエルの下になるのを防ぐため。 仮に笛を吹いたとしても、マロガエルの下のピクミンは助かるかもしれないが、マロガエルの上のピクミンにも命令がかかったと勘違いをおこし、マロガエルから離れて戻って来る前に、マロガエルに潰されてしまう可能性があるからだ。 葉でも花でも。 マロガエルが飛ぶ。 数秒間空く。 その間に赤ピクミンは倒そうと必死。 そしてマロガエル着地その刹那、笛を吹く。 (…もう一回だ…。) マロガエルの上へと再び投げる。 飛ぶ。 攻撃中。 吹く。 着地。 「ゴゴゴアーオ…。」 着地と同時にマロガエルは声を出し、倒れた。 マロガエルの凄い所は、体力が無くなっても少しは空中浮游を維持出来ること。 オリマーはマロガエルを運ばない。(正確には『ピクミンは~』である) まだこの地を把握した訳では無いし、樹海のヘソと似た地形でも、違う所はあるから。 運んでいる途中にピクミンを犠牲にさせる訳には行かない。 それに赤ピクミンは100匹以上いる。 地上には100匹しか出せない。 これ以上は基本必要無い。 時間が限られているのも考えて、このマロガエルを運ぶのは止めようと思ったからだ。 更に北へ。 「おっ。」 目の前に、オレンジの背中、黒い斑点、黒い顔のアカコチャッピーに似た、テンコチャッピーがいる。 …基本倒し方は一緒。 ピクミンをテンコチャッピーの上目掛け投げる。 1匹でテンコチャッピーの上へ乗った。 「ピキャッ!」 テンコチャッピーは声を出しながら、一瞬潰れ、直ぐ体を戻し、倒れた。 (テンコチャッピーがいるなら親も近くに…。) 「グルルルル…。」
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