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「やはりテンテンチャ…」
いるのは青く、亀の甲羅の模様な皮膚、ピンクのタラコ唇の………通常の倍大きい、ダンゴナマズがいる。(推定80mm)
その後ろには倒れているテンテンチャッピー。
テンテンチャッピーの背中は少し潰れている。
多分ダンゴナマズが噛み付いたのであろう。
(ゴールデンピクピクニンジンの…まず逃げなきゃ。)
オリマーは逃げ出す。
ピクミンが追う。
それをダンゴナマズが追う。
「!!」
ダンゴナマズは普通の状態でも移動速度が速い…。
それの2倍の速さ…。
「バクッ」
「ピキャー!」
足の遅い葉ピクミン…。
巨大なダンゴナマズに意図も簡単に食べられてしまう…。
しかも全20匹一度に。
「ムシャムシャ」
「……………。」
目の前が真っ暗に…。
「ゴックン」
巨大ダンゴナマズの体から、薄い色のピクミンの霊が漏れ出す。
赤ピクミン132→112
巨大ダンゴナマズがこちらに向かって来る。
「!」
我に帰り逃げる。
オリマーは倒れているマロガエルを追い越す。
巨大ダンゴナマズはマロガエルを食べる。
「ムシャムシャ」
(食べている間に…。)
オリマーは着陸地点へ戻る。
「オリマーさん。お疲れ様です。ゴールデンピクピクニンジンは見つかりましたか?」
「ゴールデンピクピクニンジンを食べた者は見つかった…。」
「倒しました?」
「倒された…。」
「え…。」
ドルフィン初号機はそれ以上、喋らなかった。
オリマーは黙って赤オニヨンの下に立ち、ピクミンを10匹呼び出す。
(ダンゴナマズは尋常でないくらい強い。だからまずはその場所を後回しに…。………ん?もしかしたら…。)
赤ピクミンを全匹オニヨンへ戻した。
「…?オリマーさん、どうしました?」
「ゴールデンピクピクニンジンを食べたのがいるって事は、サライムシはゴールデンピクピクニンジンを落としたってこと…。つまり他のサライムシもここら辺にゴールデンピクピクニンジンを落としているかも…。それを他の生物が食べていたら、その2体を戦わせて…。」
「なるほど…。そうすればピクミンの被害を押さえることが…。」
「出来る。」
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