3日目

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(ついて来ていたのか…。) 大きいパンモドキは転倒したため頑張って体を起こそうとしている。 が、思うように体が動いていないようだ…。 フッ 周りが暗く…。 「おっと。」 ビチャ (マロガエルがいたんだ…。…最近油断する事が多いな…気をつけないと。) オリマーは左(東)へと走る。 大きいマロガエルはジャンプしながらついて来る。 しかし、落下地点で一旦動きが止まるため避けるのは簡単。 「オリマーさん!」 「ドルフィン号、どうした?」 いきなり、ドルフィン初号機から連絡が。 「でかいダンゴナマズがこちらに迫(せま)って来たので一旦離陸します!」 虫嫌いのため早口に言うドルフィン初号機。 「…いいよ。」 着陸地点はそれなりに広い。 そこで決着を。 フワッ ビチャ フワッ ビチャ フワッ ビチャ フワッ ビチャ フワッ ビチャ フワッ ビチャ フワッ ビチャ (よし、着いた。) 着陸地点にはドルフィン初号機、赤オニヨンの姿は無く、巨大ダンゴナマズがいる。 巨大ダンゴナマズはこちらに気付き、近付いてくる。 だがオリマーはその場で待機。 フッ 一瞬暗くなる。 その瞬間、巨大ダンゴナマズから逃げる。 ビチャ 「グ~ワッ!」 大きいマロガエルは巨大ダンゴナマズの上に。 そしてオリマーに向けジャンプ。 (ダンゴナマズはまだやられていない。) ビチャ 避ける。 (…体が痺れているのか動いていない。) フワッ (そういえば、パンモドキも体がなかなか動いていない。) ビチャ 避ける。 (つまり、上からの衝撃に弱い?) フワッ (だとしたら、まだいない、あのピクミンがカギを握っているかも…。) ビチャ 避ける。 (…しつこい…。) 「ドルフィン号。降りて来ても大丈夫。」 「まだマロガエルとダンゴナマズが…。」 「マロガエルは私が誘導するから大丈夫。ダンゴナマズは痺れているから大丈夫。」 ただ、その痺れがいつまで続くかは、分からないが…。 ドルフィン初号機はゆっくり着陸。 と同時に赤オニヨンも着陸。 フワッ 空中で大きいマロガエル停止。 その瞬間すぐに赤オニヨンの下に。
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