3日目

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「ゴゴゴアーーーオー…。」 先程をもう一回繰り返し、大きいマロガエルに勝利。 結局一匹も犠牲にしなかった。 「下りて来ていいよ。」 ドルフィン初号機…とオニオンはゆっくり着陸する。 「オリマーさん…ピクミンを食べられなくするトリックを…。」 「地形を見て。」 「地形…そうですか!段差ですね!」 大きいマロガエルに出来る限りのピクミンを集めさせる。 そしてピクミンは運びだした。 「段差だから、上空では分からない。」 「ダンゴナマズがその段差を降りたらどうしましたか?」 「それはそれで、下のピクミンは全力を尽くしてもらい…。」 赤ピクミンをオニオンから更に50匹呼び出した。 「上から更に攻撃をした。段差なため、ダンゴナマズは登れない訳だし。降りて来ない…今回の場合は一番ベストで、赤ピクミンを一旦段差下に待機させてオニオンから呼び出す手間を省かせ、またマロガエルからダンゴナマズへ攻撃をさせた。」 「ダンゴナマズが段差下のピクミンを食べる事は…。」 「ダンゴナマズをよく見て。」 巨大ダンゴナマズの周りにピクミンを集合させる。 「首が…多分無い。体と口が繋がっている。だから段差下のピクミンを食べるのは出来ない事になる。…ん?」 ピクミンは巨大ダンゴナマズの口元を持つ。 10匹で巨大ダンゴナマズの口を開いた。 その中に他のピクミンはどんどん入って行く。 (…度胸あるな…。) その間、大きいマロガエルは赤オニオンの中へ。 赤ピクミンがオニオンの中で8匹増えた。 (普通サイズのイモガエルと同じか…。何十匹も出ると思ったが…。世の中そんなに甘くないという事か。) 赤ピクミン・計112→120 巨大ダンゴナマズの口から生還者。 灰色の箱を持って来ている。 何匹かフリーピクミンが何も持っていないのに出て来た。 …定員オーバーでしょう。 灰色の箱が出た途端、巨大ダンゴナマズの口を持っていたピクミンが手を放し、巨大ダンゴナマズの体の下を持ち始めた。 同時に他のピクミン、箱を持てなかったフリーピクミンも巨大ダンゴナマズを持ち始める。 「オリマーさん…その箱…。」 「消毒は御自分で。」 「出来ません!」
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