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ゴールデンピクピクニンジンを回収し(中身は一本も減ってない)、巨大ダンゴナマズを運び(25匹で運ぶ)、5匹と通常のダンゴナマズと同じ量、ピクミンが増えた。
赤ピクミン・計120→125
チリンチリン
タイマーから半日経過の音が鳴る。
赤ピクミンを80匹オニオンへ戻し、20匹で行動。
(あ…そうだ…。)
始めに行ったルートと同じ、南に行き、西に行く。
ボケナメコがいそうな場所の近くを通り、先程(半日前)は北を通ったけど、今度は南。
樹海のヘソであれば、細長い四足のロウで出来た巨大(240mm)な生物、『ダマグモ』がいた場所だ。
そこにある物は…箱!
ゴールデンピクピクニンジンが入っていそうな灰色の箱!
ただダマグモがいそうな程、無駄に大きい、円に近いスペース…。
生物も一匹もいない。
ただ空から生物が振って来るかも分からない。
でも生物は、元々いないか、ゼロが先に来て倒しているか…。
「ピッ!」
念の為オリマーは笛を吹き、ピクミンをその場で待機させる。
当然、前後左右に生物はいない事を確認済み。
そしてオリマーは、堂々とその円の広場の真中を歩く。
今までの経験からいくと、上から振って来る大型の生物は、『ヒューーー』と音がなり、下に影が出来て少ししてから振って来る場合が多い。
もしくはダマグモみたいに四足の生物が、一瞬にして振って来くる。が、その四足の中央にはスペースがある場合が多い。
だから普通に円の中央を横切っても、対応さえ出来れば安全だ。
軽く小走りで進む。
ゆっくり歩いても時間が掛かるだけだ。
円の真中ぐらいに差し掛かった時…。
モゾモゾモゾ
「なっ…!」
オリマーの近くの地面から『タマゴムシ』が出て来た!
上ばかり気にしていたため、下から来るとは思っていなかった。
タマゴムシは、体調30.5mm(アカコチャッピーより0.5mm大きい)で、細い六本の足、桃色の顔、鋭利な桃色の爪、丸みを帯びた白い体で一頭身。
ピクミンに危害を加える事も無く、出て来てただアワアワして地中に潜る。
ただ、タマゴムシは一度に大量に出て来るのともう一つ、ある種のメスだけが好む特殊なフェロモンを出す。
そのフェロモンはピクミンが苦手な匂いで、嗅ぐと混乱状態になってしまう。
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