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劉は突然の俺の行動に驚いている。
当たり前か。
俺はそんな柄じゃねぇからな。
「事情も知らねぇのに言いたいことグチグチ言って…」
「柳…」
劉が俺の肩を叩いた。
「悪いと思ったのなら…警察はいらねぇ。」
…えっと…
人が下手にでてりゃ調子に乗りやがるとはまさにこの事か?
「お前、今日の朝。俺にしたことを覚えてるか?」
劉が言った一言に、堤が食らい付いた。
「柳…お前…俺の劉に…何をした!」
「誰がテメェのだ!」
回し蹴りを喰らわす劉。
この頃こんなんバッカリだな堤。
…まぁ自業自得だけど!
「お前ら落ち着け。」
宮本の突然の一言。
みんな静かにする。
「仲悪りぃなお前ら…。…よし、今日練習無し。出掛けるぞ!」
「「「「「…え~!!!」」」」」
「一緒にでかけりゃ仲良くなるだろ?じゃあ行くぞ!」
こうして、宮本の独断により、俺らは学校をサボり、遊びに行くことになった。
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