第四章 実力

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劉は突然の俺の行動に驚いている。 当たり前か。 俺はそんな柄じゃねぇからな。 「事情も知らねぇのに言いたいことグチグチ言って…」 「柳…」 劉が俺の肩を叩いた。 「悪いと思ったのなら…警察はいらねぇ。」 …えっと… 人が下手にでてりゃ調子に乗りやがるとはまさにこの事か? 「お前、今日の朝。俺にしたことを覚えてるか?」 劉が言った一言に、堤が食らい付いた。 「柳…お前…俺の劉に…何をした!」 「誰がテメェのだ!」 回し蹴りを喰らわす劉。 この頃こんなんバッカリだな堤。 …まぁ自業自得だけど! 「お前ら落ち着け。」 宮本の突然の一言。 みんな静かにする。 「仲悪りぃなお前ら…。…よし、今日練習無し。出掛けるぞ!」 「「「「「…え~!!!」」」」」 「一緒にでかけりゃ仲良くなるだろ?じゃあ行くぞ!」 こうして、宮本の独断により、俺らは学校をサボり、遊びに行くことになった。
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