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「…なぁ天国…」
「どうした宗清…」
走り出してからかなりたった筈…
でも…
「俺らさっきから……」
「気付いたか……俺もさっき田中って表札を目印に走ってたが…見てみ?」
………あっ田中だ…
俺らはいつの間にか同じ所をグルグルと回っているようだ…
しかもズット一本道…
何処かで曲がるような場所何て無かったのに…
「こんにちは…」
ビクッ!!
いきなり後ろから声をかけられた!
…びっビビった~!
「柳宗清に安田天国だね?」
「あっテメェ何で俺らの名前知って…」
ブオッ!
「…う…あ……」
この感じ……
斎我の時と一緒だ…いや…
「…質問に…答えろ。」
俺らはコイツが放つ殺気で息が吸えなくなる…
全てを押し潰すような殺気…
コイツは………
桁外れにヤベェ……
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