第五章 刺客

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神羅って読んでいる事から、俺たちの敵じゃない事が分かった。 だんだんと近づいて来て、倒れている俺のすぐ近くで止まった。 そいつは… 見覚えがあった… 「大丈夫か?」 赤い…髪… 俺らを助けに来たのは最初に学校までの道を教えてくれた赤い髪の男だった… 何かを担いでいて足下にはあの時いた子犬。 「おいお前。こいつ預かっといてくれ。」 俺に担いでいた何かを渡して来た… すぐに…俺はその何かが分かった……… …りゅ………う…… 意識を失っている劉… いつも付けていた仮面は無く、身体中傷だらけである… こんなにボロボロになって… 俺は劉の小さい身体を抱き寄せた… 「竜也…さん…」 …どうやら二人は顔見知りの様だ…
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