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私「園長先生!!一体どうしたんですか?」
園長先生「いえ、何もありませんよ」
私「へ!?」
驚きのあまり、私は固まった。
(何もないって!?え?え?え~!!)
園長先生「実は、お願いがあるんですよ。」
私「お願い?」
園長先生「ええ。卒園式で里菜ちゃんに代表としてスピーチをしていただきたいのです。」
私「スピーチですか?それなら是非。逆に有り難いくらいです。」
園長先生「もう一つあるんです。」
私「はへ!?」
園長先生「里菜ちゃんはピアノがお上手でクラスの先生より上手なんですよ。それで先生の間違いを指摘するくらいで、里菜ちゃんは耳だけでピアノを弾いてしまうのです。」
私「それはすみません。」
園長先生「いえ、有り難いくらいなんですよ。」
私「ということは?」
園長先生「ええ。園児が卒園式で伴奏するのは初めてのことです。ですがスピーチのこともありますし、お母さんにお願いしたいのです。柚乃ちゃん。」
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