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ガシュッ!!
妖魔「ぐぎゃっ!!」
私の一撃で妖魔の体は真っ二つに切り裂かれた。
村長「あ、ありがとうございます、これは報酬です…どうぞお受け取り下さい…」
恐る恐る村長が金を私に差し出す。
イリス「いらん」
村長「…え?…で、ですが…」
イリス「後から黒い服を着た男が金を回収しにくる、それはそいつに渡せ」
そう村長に言い残し私は町を出た。
オルカ「相変わらずだな、
『瞬剣』のイリス。」
私の名はイリス。
瞬剣とは私の通り名の事だ。
この男はオルカ。
組織の指令の伝達係で、私の世話係でもある。
オルカ「次の指令だ…お前には覚醒者狩りのメンバーに加わってもらう…リーダーの名はダリア、ナンバーは4だ。」
ダリア…『妖腕のダリア』と呼ばれる女だ…常にアナスタシアと言う女と二人一組で行動している。
イリス「…今回の相手は強いのか?」
ダリア…『妖腕のダリア』と呼ばれる女だ…常にアナスタシアと言う女と二人一組で行動している。
オルカ「ああ…かなり強い。相手はかつてのナンバー3だ」
イリス「ナンバー3の覚醒者か…チームは何人集まるんだ?」
オルカ「お前を含めて5人だ。ナンバーは4、6、8、12、16だ」
一桁ナンバーが3人…。
一人はナンバー4のダリア。
もう一人はナンバー6のアナスタシア。そしてナンバー8の私。
メンバーから察するに、今回の相手はかなり強いのだろう。
オルカ「どうだ?いけそうか?」
オルカが私に訊ねる。
イリス「私は死なないよ、絶対にな…」
オルカ「頼もしいかぎりだな…例の『使命』とかいうやつかな?」
オルカが皮肉まじりに私に訊く。
イリス「さあな」
私は素っ気なく答え、覚醒者討伐に向かった。
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