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「うぉぉぉ!セーフぅ!!!」
清明神社から猛ダッシュしてきたので何とか校門遅刻は免れた。
疲れてぼちぼち校舎まで歩いていると、後ろから自分を呼ぶ声が聞こえる。
「春ちゃーん!」
「ん?瑞穂!」
「おはようございます♪その様子だと、今日もダッシュしてきたんですね?」
「うん;疲れたぁ;」
この少女は綾小路瑞穂と言い、財閥のお嬢様であり春の幼なじみである。
容姿端麗・成績優秀。
全てにおいてパーフェクトな少女なのだ。
「今日から高校2年生ですわね」
「あたしの予想は今年も瑞穂と同じクラスです+゚」
「そうだといいですわね♪」
するとその時。
バッ!
いきなり春は校舎の屋上を見上げる。
「どうしました?」
「うん、何でもない」
明らかに何かの気配を感じた。
何だったんだ?
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