10人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
翌日、学校には、生徒達が
(おはようございます)と明るく挨拶をして登校している
いちごも、毎朝、門に立って生徒を迎える事が日課になっている
(いちご先生、おはようございます)と一年生の幸子が
(おはよう幸子)
といちごが答えると、
幸子は、辺りを見渡して
(あれ~?猫ちゃん先生は?)と寂しそうに
(あ~、そうだね、今日は、猫ちゃん、大事な用事なんだ、ごめんね)
(そうなんだ)
と話していると、
いちごは、お尻の辺りに不快感を感じて振り返ると、六年生の男子が触っている
(コラッ!武司!何、するんだよ!)
(ワァ~イ、いちごが赤くなった!腐ってきた)と逃げ出した
(武司!待て~!)
その光景を見つめていた校長が
(やれやれ、どっちが小学生だ、困ったもんじゃ)と笑っている
最初のコメントを投稿しよう!