揺れる想い

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きなは、なぜか笑顔になれない、 本当は、心の中では、嬉しい想いは、感じているのだが (お姉ちゃん、何か?急に怒ったように?どうかしたの?)とゆきのは聞いた (そう、そんな事ないよ、さっ、急いで持ち場に) 相変わらずミチルときなは、ホールの担当、 ゆきのは、厨房である、 一人の客が (おい!早くしろよ!何、やってんだ)と叫んでいる、 ミチルが、急いで駆け寄り頭を下げている 戻って来たミチルが (きな、あなたに30分も前にオーダーしたのに、何してるの!らしくないよ!しっかりして!) ミチルは、少し怒りながら言った その状況が、聞こえた、ゆきのと達也は、黙って顔を見つめて驚いていた 深夜1時、きなはレポートの提出期限が迫っていた、 しかし思うように進まない、 なぜか達也の顔が浮かんでは消えを、繰り返している、 そして、ゆきのと達也が、話している姿が脳裏に、 思わず胸が苦しく、涙さえ流れてくる、 (達也!達也!)と声を殺して泣いていた。
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