姉妹のような

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8月も終わりに近づき、例年になく残暑が続いていた。 東京駅に一人の少女が降りた 彼女は、優輝法子19歳、小柄で細身の容姿、髪は肩まで伸びている、目は大きく瞳が際立つ優しい顔立ち、 最葉外国語大学の二部過程に籍を置いていた 今年の編入試験に合格、一学期こそ通学していたが、片道2時間の通学は、厳しいため、姉のように慕っている、樹菜真実を頼って上京 法子は、東京駅は初めてだが (ここも、人が多いな~お姉ちゃん、こんなところに住んでるんだ) 中央改札を抜けて、電話を (もし~お姉ちゃん、今、着いたよ~) (あ~見えるよ、小さい、ゆきのが、、)と笑顔でよって来た 樹菜真実は、長身のスーツが似合う女性、高校時代は体操で国体、上位を常に賑わしていたが、足を痛めてリタイアした、それでも体型を見れば均整のとれた美形と言える、 真実と法子は、幼なじみのような、一緒に行動する事が多かった、泣き虫の法子を、いつも助けていた、本当の姉のようだった。 真実は法子の事を、ゆきの、と呼んでいた (お姉ちゃん、久しぶり) (久しぶりになるね、同じ大学なのに、会えないもんね~) (だって~いつも家と大学の往復だから~東京に来るけど、素通りだもん) (それも、そうだ、これから一緒だからね)と笑いながら、ゆきの、の肩を抱いて歩き出した (そうだ、ゆきの、バイトするの?) (ウ~ン?そのつもりだよ、お姉ちゃんのところに居候する訳だし、でも、地理も、わからないし)と困った顔をしていると樹菜が (どうかな?もし、よかったら、私のところは?) (お姉ちゃんと一緒なら、嬉しいよ) 樹菜真実の部屋は 2DK、決して大きな部屋ではないが、ゆきのと二人には、ちょうどいいぐらい (ゆきのは、この部屋を使えばいいから、使い易いように片付けて) ピンポン~と玄関の扉が開いて (あっ!ミチル!) 玄関には、真実の親友、神崎ミチルの姿が (近くまで、来たから、、) ゆきのも玄関まで (はじめまして、優輝法子です) (あっ、あなたが、ゆきのちゃん、私、神崎ミチル、樹菜とは悪友、よろしく)
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