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深夜12時を回っていた、レジで最後の客を送り出したミチル
(フゥ~ッ)とため息をつきながら、座り込んだ
そこに、着替えを済んだ、きなとゆきのが
(お疲れ様でした)
(早いよ~ちょっと待って~)とミチルは、奥に
二人が笑っているところに
(皆さん、お疲れ様)と小西が
(いえいえ、達也も)と刺のあるような言葉で、きなが返した
(ゆきのちゃん、初日、大変だったね、頑張ろうね)
(はい、ありがとうございます)と笑顔で、
(じゃあ、また明日)と達也は、帰って行った
きなは、何とも言えない、怒りにも似たような感情が湧いている事に困惑していた
一方、ゆきのも何か、きなの態度に釈然としないが、小西に対する好意が芽生えつつあった。
深夜の風が、少し冷たい帰り道
(ゆきのちゃん、初日、お疲れ様)
(はい!ありがとうございます!)
(あら、まだ元気?)
(いえ、先輩に助けてもらいました)
(そうなんだ、先輩?誰かな?)
(きな姉ちゃんの写真の達也先輩)
ミチルは、おもいだしたように
(あ~、あの写真の?
へぇ~、私は一緒になった事ないから)
ゆきのは、ニコニコしている
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