о 歌 舞 伎 町

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次々と現れる店にも人知れずネオンサインを消して去る店がある。 悲しいコトのほうが多いような気がするのにそれでも人々ゎ毎夜栄華を演出しこの街に酔い痴れる。 これがこの街で生きる唯一の方法である。 そして多くは流される。 だが、その中で自分を見失わず歩けたものだけはいつしか本当の幸せへ辿り着けるのであろう。 幸せとはなにか。 それは辿り着いた者だけが知り得る。 彼らもまた、いつしか辿り着く本当の幸せへ向かって、ただいまを生きるのみのこの街の住人なのである。 そして、この街は彼らを様々なものをのみこみときに喜劇、そして悲劇を生み栄え続ける。
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