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２人の待ち合わせは
いつもいつも、この場所だった
必ず遅れてくるあたなは
謝りもせずに
当たり前のように
私の目の前に座っていたね
そんなあなたが
私は好きだった
２人が別れを決めたのも
この場所だったよね
一度も口をつけなかったグラスからは
いつしか水滴が零れ
輪を描いてテーブルを濡らしていた
私の瞳から落ちる涙を
そっと隠すかのように
あれからどれくらい経ったかな
私はあなたへの想いを断ち切る為に
此処に来た
もう１度あなたに逢いたいと
もう１度あなたに触れて
温もりを感じたいと
何度も何度も願ったけれど
それはもう叶わぬ夢なのだと
流れる時間が教えてくれたから
もう２度と
振り返らない
だからせめて今日だけは
最後にあなたを想う事を
許してください
この場所で……
泣かせてください
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