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「やっと出発か」
一樹が呟いていると男の声が聞こえてきた。
男:「お~い、俺たちも乗せてくれ!」
漁師:「おい何だお前らは!止まれ!」
そんな忠告も無視して2人組は船に乗り込んできた。
漁師:「ったく、しょうがねぇなぁ」
船室に入ってきたのはいかにも軽そうな男、そしてもう一人は帽子を深くかぶりサングラスをつけている怪しい女。
一樹は不思議に思いながらも話しかける事はしなかった。
現在、この船に乗っている人間は6人。船長、バイトらしき女、そして一樹たち乗客4人である。
この6人を乗せ船は夜見島を目指す………
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