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「やっぱりッ♪俺も中学二年だよ!そっかぁ…なんか同じ匂いがしたからもしやッて思ってたんだよね♪」
「……………に、匂い…」
相変わらずニコニコと嬉しそうに笑っている山ちゃんから、香奈は少し横に離れて座り直した
それから二人でいろいろな話をした
ただ山ちゃんが一方的に話していただけだったが
香奈は時折、暗い表情を見せていたがとりあえず山ちゃんの言葉に相槌をうっていた
「えッ?香奈ってこっちに引っ越してきたばかりなのか?」
「……う、うん…春に隣町に引っ越してきたばかりであんまりこの辺も分かんないんだ…」
そう言う香奈の横顔はどこか寂しそうだった
「けど、今日はなんで公園に来てたの?」
香奈の気持ちなど気付くはずのない山ちゃんは、不思議そうに香奈に聞いた
「ん?………あ、あぁ…コレを書いてたの…」
香奈は芝生の上に転がっていたスケッチブックを持ち上げると山ちゃんに向かって見せた
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