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広い公園を歩き続ける
子供達は夏の暑さなど、微塵も感じさせないほど元気よく走り回っていた
噴水が勢い良く水を放つと、陽射しに雫が反射してキラキラと虹が現れていた
しばらく歩くと、アスファルトの道から青々と茂る草原へと変わっていく
芝生の上を歩いていると、少しだけ涼しくなったように感じられた
小さな林を抜けると、あの小高い丘が見えてきた
相変わらず丘のてっぺんに生える木は、青々とした大形の葉を茂らせて、全体には淡紅色の花を満開に咲き誇らせていた
山ちゃんは止めた歩みを再び動かすと、丘を登り始めた
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