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「うわッ!?遥ちゃんッ!」
突然抱きつく遥を驚きながらも受け止める
「優しく抱きしめてくれるくれるなんて、直木優しいッ♪」
直木の腕の中で遥がクスッと微笑みながら直木の胸に寄り添う
「ちょっと!遥ちゃん、こんなとこ人に見られたら勘違いされちゃうから……」
「別に私はそれでも構わないんだけどなぁ」
直木から引き離された遥が不満そうな表情で呟いた
「そう言えば、直木……と、山ちゃんもまだ残ってたの?」
「おーぃ、俺をついでみたいに言うなよぉ…」
遥の言葉に山ちゃんが嘆きながら言った
「あ、うん…山ちゃんに付き合ってたらこんな時間になっちゃって」
直木がそう答えると、後ろで未だに帰り支度をしている山ちゃんを見た
「ふーん…まぁ、山ちゃんのおかげで直木に会えたからいっかッ♪」
遥が直木にニコリと笑うと、短いチェックのスカートをヒラッと舞わせると山ちゃんが座っている席へと近づいた
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