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学校から近くて良かった!
徒歩10分で本当に良かった!
おかげさまで
何とか校門まで辿り着けた
あたしは
またまた猛ダッシュで
教室に向かって行った
スパーンッ
『遅れてすいませんでしたー!!!!・・・・・・ってあれ?』
目の前にはからっぽの教室
『えっ?今日、日曜日じゃ無いよね?!』
慌てて携帯の画面を見る
『ほっ・・木曜日だ・・』
『えっ?じゃあ皆は?』
何?あたしの居ない間に
エイリアンが学校を襲撃?
皆してあたしを一人にして
イジメてる?
あたしそんなのに耐えられる程
ドMじゃないよ?
もしかして今日修学旅行?
いやいやまさか♪
それは昨年経験したばっか
今日は皆がインフルエンザ
とか?
いやいや今は花粉の季節
なんて、
いろいろ考えていると
『ありっ?黒板になんか書いてある』
【今日は昨日も言ったが、全校集会があるので鞄を置いた人から講堂に行きなさい。】
『へっ?』
ゼンコウシュウカイ?
コウドウニイケ?
『聞いて無いよ~~!!!!』
きっと的もに聞いて無いのは
あたしだけ。なんだろーけど
今さっきの心の中の葛藤が
恥ずかしくて堪らない
『とりゃー!!!』
ドサッ
荷物を自分の机の上に
投げ捨てたあたしは
講堂に向かって走り出した
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