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『昨日の・・男の人・・・じゃない?』
こんな阿呆な自分でも分かった
あのルックスだったから
『一際目立つな~!』
髪の毛?
身長の高さ?
やっぱり顔が良いからか?
醸し出すオーラが違うから?
藤堂先生はとても目立ってた
キーンコーンカーンコーン
『やばっ!チャイムが鳴った』
こんなのとこに居たら怒られる!
その場から一目散に立ち去り
教室に向かい走り出した
あの人があたし達の先生になる
頭を駆け巡るのは
その事ばかりだ
自然と足どりは軽い
今から、
怒られるかもしれないのに
『また会えるんだ。あの人に』
教わりたい事は沢山ある
きっとあの人は
自分の人生を
変えてくれる気がする
まだ何も知らないくせに
そう思えた
自分の直感が当たるなんて事
いつもならありえないのに
それさえも信じていた
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